インフラ 仮トイレ編① 〜現状把握、計画〜

こんにちは。HJM BASE(仮) ちかりです。

おなかはめっぽう弱く、朝の支度中には5~6回行きます。これが毎日のルーティーンです( ´∀` )

現状のトイレ

この敷地には上水道と下水道どちらも通っておりませんので、いわゆる普通のトイレはありません。強いて言えば自然の中で。ですかね。

でも実は敷地内に古い仮設トイレがあったんです。使っていませんが。

あまりにも長期使っていないので植物に覆われて全く見えない状態でした。巻き付いているツルやらなにやら全部引っぺがしたら姿を現しました。

木に侵食されている以外特にひどく汚れている。というわけではないのですが、プラスチック部は紫外線で変色し、扉の中まで植物が侵入しはびこっていました。ツルってすごい。

水を補充し点検したところ使えない事ない様なのですが・・・・

やはり第一印象「できれば使いたくない」ですね。キレイにしたところで仮設は仮設。女性子供なんかは特に嫌がりますよね。やはり根本的に考えないかん。

トイレの本質

ちょっと教育テレビみたいな内容。

トイレの本質。それはズバリ【環境衛生に配慮した効率的な資源循環】でしょう。

便・・・・肥料やセメントなどの資源へ

尿・・・・地球の水循環へ

結局その辺で野グ〇しても立ちションしても、地球上で循環していきます。しかし皆が自由にしてしまうと循環に時間がかかるばかりか、病原菌など公衆衛生の部分で必ず重大な問題が発生します。

トイレはそのあたりをクリアーする理にかなった方法です。

自治体の配管を利用することで衛生面に配慮しつつ効率的に一か所に集める。

そして大規模施設で効率的に糞尿を資源や生態系に分けて戻していく。

結局糞尿に対してやることは一緒で、大規模施設(下水処理場や汚泥処理施設)がするのか個人(浄化槽やコンポスト)がするのか。というところ。

計画

外注丸投げのお金で一発解決はしません。かといって汚いのはNGです。

「キャンプ場ならより自然に近い形でいい」という意見もあるかと思いますが、SDGsにもトイレの項目が掲げられている通り、ちゃんとしたトイレを用意することは世界基準の常識なのです。

方向性としては、トイレ小屋はDIYで作りトイレ設備はしっかりしたものを利用。という感じですかね。

設備の候補

普通の水洗式

いわゆる普通のトイレであり、一番の理想です。行政も一番設置を薦めている方式。

これを使うにはトイレ設置エリアまで上下水道を引いてこないといけません。

キャンプ場入口から最も近い住宅地の上下水管を分岐させ、トイレ設置場所まで地面を掘削してパイプを伸ばしてくる作業となります。この公共の配管にアクセスする作業はDIY厳禁であり、行政指定の専用業者に依頼する必要があります。掘削&再舗装 の作業が伴うので一般的に100万とかの高額工事になりますね。。掘削する距離がどれくらいかによるところでしょう。短い距離ではなさそうなので恐ろしいところではありますが、必要な経費かなとある程度の腹はくくっています。

とりあえず見積とる。

ちなみに接続する配管は行政管理のため維持費ゼロ。

浄化槽式

上下水道を引けない環境のところはこれをよく見ますね。

浄化槽

トイレの近くにマンホールが3つ並んでいるのであればこいつが埋まっています。

そして近くにブーーーっと小型の運転音がします。

浄化槽イメージ図

自分のために超簡略図でおさらい。

トイレから汚物を1次タンクに流します。いわゆるウ〇コ層。上澄みを次のタンクへ。

2次タンクで空気が嫌いな菌(嫌気性菌)による分解をする。処理後次のタンクへ。

3次タンクで空気が好きな菌(好気性菌)による分解をする。その後側溝や川などへ放流。

3次タンクでは絶えず新鮮な空気を送り込む必要があるので必ず電動空気ポンプが必要。なのでポンプが壊れたらダメだし、1次タンクの沈殿物の処理回収やらいろいろ定期メンテの義務があります。意外とタンクも高いし、何より生き物(嫌気性菌と好気性菌)に頼る分解方法なので、タンクの大きさと利用者数のバランスが取れていないとうまく分解できない。長期利用しない場合もタンク内の生態系が崩れちゃいます。

いつ、どれくらいの人数が利用するか不透明な(変更の可能性のある)今の現状では不適切な選択となりそうですね。

バイオトイレ

ウッドチップ

最近ちらほら言葉を聞くようになりました。排泄物をウッドチップなどと一緒に混ぜることで微生物分解してもらう装置です。

セパレーター便器というもので固形と水分を分離する必要があったり、分離しなくてもいいけどヒーター必須なやつとかだったり。

同じ原理で分類するとコンポストトイレが1番簡素化されたものですね。分離して尿は水で薄めて放流、便は微生物分解。

微生物頼みなので、処理能力に限界があります。利用人数が不透明であれば難しいという判断になるか。

ちなみにバイオトイレになると1基100万円ほど。意外と高額です!!!

仮設トイレ

既に仮設トイレあるならいいやん。と思われる方もいるでしょう。しかし・・・・

キャンプ場利用の際何を重視するか?というアンケートが色んなところで行われていますが、上位1~2位に必ず「トイレがキレイである事」が入っています。

そう、仮設トイレはキャンプ場としてはNGなのです。

もし今ある仮設を使うとしても、上下水道引くまでのつなぎ利用。工期がかかるのであれば一旦分解して必要な部分だけを活かしトイレリフォームする形かな。

まとめ

できれば上下水道を引く。とりあえず見積とる。

あまりにも非現実的な価格の場合は一旦仮設トイレをリフォームして利用。浄化槽などその他の方法を検討していく。

見通しつくまでは既存の仮設をキレイに改造して!!!利用

コメント

タイトルとURLをコピーしました